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2016年08月13日

白馬岳登山案内【1】

今年も山に登れないのでは?
何度かのチャンスを逃していたのをずっと気にしていたこともあったのですが、お盆前に一日オフみにした日
・前日の天気予報で、台風が過ぎて本州が高気圧に覆われる予想天気図だったこと
・facebookで私の先輩が伊吹山の花畑の写真をアップしていたこと
・今年も一度は稜線まで行きたいと思っていた
一番は予想天気図が◎だったことですね。
早起きして行けるところまで行ってみよう。

ちょっと寝坊したとはいえ、まだ暗いうちに起き、車で猿倉を目指しました。
お盆のころになると夜のうちに猿倉の駐車場に入って仮眠している方がいるので、時間にかかわらず満車になっていることがあります。
それでも何とかなるだろう、いや、ここで入れないと私の場合はこの計画がダメになる。。。

5時過ぎには駐車場に係りの方が複数いまして、誘導してくれました。
車を止めて荷物を出して靴を履き替えて・・・!!
ふと白馬岳を見ると、ちょっと赤い

猿倉〜白馬大雪渓

思わず写真を撮ってしまいました。
5:18
猿倉駐車場からの白馬岳です。

猿倉〜白馬大雪渓

駐車場から猿倉荘に移動し、登山届を提出して準備体操。
まだ早い時間帯です。
5:30
それでも何人もの登山者が集まっています。
夏だなぁ。こんな真夏に歩くのって十年以上ぶりかも?
そんなことを思いながら歩き出します。

猿倉〜白馬大雪渓

最初はブナの林を進みますが、気づきました。
この時間帯だと・・・・・すずしい。
そうです。真夏の猿倉からというと、どうしても暑い印象があって、いつも歩き出してすぐに汗が出てくる印象を持っていましたが、早朝だとだいぶ涼しいんです。
白馬村で18℃くらいですから猿倉がもっと涼しいのは当たり前なのですが、これはうれしかった。

林の先ですぐに砂利の林道に出ますが、ここでいきなりちょっぴりハプニング
林道に出たところに一人いらっしゃって、登山道は登りますので左側に進むのですが、「大雪渓ってこっちですよねぇ」と右側、下っていく道を指さして聞かれました。
いえ、こっちですよ。
とお伝えしましたが、書いていなかったのでわからなかったということです。
確かに書いていませんが、ちょっとびっくりしました。

少し進んだ場所
猿倉〜白馬大雪渓

どうです、これだけちゃんと見えているんです。さすが朝!!
そして暑がりな私には本当にありがたかったこの涼しさ。
「快適な山歩き」
自然と足も進みます。
林道を進む中、5:50
ようやく日が出てきました。御殿場の少し手前のあたりです。

猿倉〜白馬大雪渓
なんだかんだで登っていると暑くなってきまして、これは日が出たとか関係あるかわかりませんが、御殿場で一度リュックを下してズボンを半ズボンにしました(チャックがついていて外せるようになっています)
半袖Tシャツ、半ズボンで登ります。
(他に半袖半ズボンの方は誰一人いらっしゃいませんでした)

猿倉〜白馬大雪渓

涼しいことが本当に楽に歩けました。
塗ったように青い空に見守られながら少しずつ白馬岳に近づきます。
白馬尻へ
「おっかれさん」と「つ」が小さいことは天気がいいし、気にしません。
猿倉〜白馬大雪渓

猿倉〜白馬大雪渓

時計は6:30
持ってきたサンドイッチで軽めの朝食。
お手洗いがこの先はしばらくありませんので、済ませておきましょう。
沢の音がどうどうとする中、見上げればそれは高い頂がそびえています。
白馬岳の真下に近いこの場所まで、車からわずか一時間です。

荷物をしょって再び足を進めます。
白馬尻から少し登ったところに大雪渓ケルンという場所があり、この辺りから雪渓に出ることも多いのですが、雪渓はどこでしょう??

猿倉〜白馬大雪渓
この場所で7:00

雪ははるかまだ上
安先まで歩かないと雪渓にたどり着けないということです。
元大雪渓だった沢を右手に見ながら「秋道」と呼ばれるわきの道を歩きます。

猿倉〜白馬大雪渓

雪渓というのか、雪の塊が少し残っている場所もあります。
写真だと小さく見えるかもしれませんが、この雪のひとつひとつが大きなこと。
こうした景色に目をやりつつ、一本道を登ります。

猿倉〜白馬大雪渓

岩のゴロゴロしたところ。
わかりにくいところはありませんが、一瞬道を間違える方もいらっしゃいました。ルートファインディングというほではありませんが、周囲をしっかり見ながら歩く必要があります。

猿倉〜白馬大雪渓

登り甲斐はあります。息も切れます。雪の上でアイゼンをつけて歩くほうが楽なんじゃないかと思えるような、これが秋道。
すれ違いができないところもありますので、譲り合って登りましょう。

猿倉〜白馬大雪渓
勾配も徐々に急になっていきます。雪が近くにあるので、風向きによっては涼しい登山が楽しめるコース、でも立ち止まりながら高度を稼いだほうがよさそうです。

猿倉〜白馬大雪渓

やっと前方に雪の上を歩いている人の姿が見えてきました。
気持ちも少し楽になりますね。
涼しげな写真。実際には写真を撮りながら息を整える、プチ休憩タイム。
正面には杓子の山が見えてきました。

猿倉〜白馬大雪渓

大雪渓ケルンから登ること40分、ようやくアイゼンが出番を迎えます。このために運んできました。遠慮なく履きましょう。
時計は7:38を指していました。

今回私はストックをもっていっていましたので、アイゼンはリュクに入れたまま。
下山するときにはお世話になるつもりで登りました。
ただ、アイゼンを履かなかったからかどうかはわかりませんが、1コケしています(笑)
私の少し前に歩いていた方もそこでコケていましたので、雪ですからね。
滑るのが当然!?なわけです。

猿倉〜白馬大雪渓

白馬大雪渓を登るのは白馬岳登山の大きな楽しみの一つだと思うんです。
雪渓歩き。真夏にこうして雪を踏みしめて登る山。
そして、歩き終わるころには世界が変わるんですよ♪

青い空を見上げつつ、重い足を繰り返し前に出して登ります。
時間が経つにつれ、後ろからガスが迫ってきました。

猿倉〜白馬大雪渓

時刻は8:12
仕方ありません。このまま青空の下を歩いていきたいですが、真夏はこうしてガスに巻かれてしまう率が高いのです。
見えるうちに見える景色を見ておこう、写真も撮っておこう

猿倉〜白馬大雪渓

前方はこんなに明るいのに・・・。
大雪渓の終わりはもう少し先です。
肉眼では、はるか前方の葱平を登っていく人の姿も見えています。

大雪渓は最上部手前で進行方向右側、白馬岳側の登山道に変わります。
これも大雪渓上部の秋道

猿倉〜白馬大雪渓

運よく?上がってきたガスのスピードが緩んだのか、ガスに巻かれることなく大雪渓を歩き終えました。この写真で8:38
短い雪渓とはいえ、約1時間雪の道を登ったんですね。
さぁ、大雪渓が終わると世界が変わります。

葱平〜小雪渓

早速?登山道には「落石注意」「休むな」「座るな」などの注意書きが!
何年か前に大きく崩れた個所を秋道が通っているためです。
岩室跡と書かれた場所のすぐ先で葱平に入りますが、そこまでは頑張って登りましょう。
大きな木ももうありませんね。

大雪渓からの白馬岳で私はこの葱平から小雪渓までの登りが一番苦手
急な印象があって、実際にはどこもそれなりに急なのですが、楽しみが私の中では少ないのかもしれません。大雪渓では雪の楽しみ、お花畑では花の楽しみという中で、葱平ではこれが唯一の楽しみ?

葱平〜小雪渓
シロウマアサツキ
それ以外にも山の花が増えてくるエリアでもあります。
登っている最中に雲がかかってしまいまして、今日はここまでかな??
と思っていたのですが、それから少しすると再び晴れ間が出てきてくれました。
こうした天気の変化、うれしいです。

葱平〜小雪渓

写真でお伝えしづらい部分ですが、ガラガラと落石を起こしてしまいそうな斜面を登ります。
歩いては止まり、また少し登っては止まり。
自分で自分のことを「遅い」と感じながらも、そんな時に登ってきた後ろを振り返ると元気が出ました。

葱平〜小雪渓

どんなに遅くっても登っています。雪渓があんなに下になったんです。
雲海のようになってくれていて、雲の上まで登ってきたみたいです。
何て言えばいいんでしょうね。
山の世界に入ってきています。街にいたら見られない景色です。


葱平〜小雪渓
杓子の形も変わりました。
とんがっているところ、杓子槍と呼んでいるとんがりが見えています。
ただ、残念なことに、これから登っていく道はそのとんがりよりも高い場所まで行くんですよね。
上に見えるってことはそれ以上に登るということ。
まぁでも天気がいいし・・・と、心の中でいろいろなことを考えながらガラガラした登山道を登ります。

葱平が終わるあたり、ガイドブックでは小雪渓を横断(トラバース)するとあるあたり。
今年はすでに雪渓は消えてしまっています。
道中に「小雪渓」などの看板も道標も立っていません。
お盆の時期に行く方なら参考になるか??

葱平〜小雪渓

葱平〜小雪渓

登っていくと道の上に残雪が、そしてその手前にちょっとしたお花畑が出現します。
ミヤマキンポウゲの黄色の花が現れ、思わずカメラを出してしまうことでしょう。
ちなみにこの日は9:36

葱平〜小雪渓

雪田とお花畑。画になるポイント
そう、この小さなお花畑に差し掛かったら、ここが小雪渓だったんだなと。
少し広めの河原のようなガレたところを右へと登りながら横断します。

葱平〜小雪渓

この先も勾配のある道を進みますが、プラシーボ効果というのでしょうか。
もうすぐお花畑!どんな花が咲いているんだろう??
そう思うと気持ちが少しだけ軽くなったりします。


なんだかちょっと長くなりましたね、続きはまたにします。ゴメンナサイ
とみしん
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