白菜は鍋のお供でもありますし、冬には欠かせません。
ほうれん草も冬の時期が一番おいしいときいたことがあります。
一方で、雪国の白馬村、そして小谷村では最近光を浴びるようになりましたが、冬の旬、冬に食べたいものと言えば、やっぱりキャベツと人参は欠かせません。
このブログにも書いたことがありますが、雪中甘藍なんて言って、それなりに値の張る地元の野菜なんです。
雪中甘藍、せっちゅうかんらん
私はこちらで初めて聞いた言葉です。
甘藍・・・パンダ?
ではないようですね。
キャベツのことなんだそうです。
キャベツに甘いという漢字を使うのがちょっと意外ではありましたが、確かに芯のあたりとか炒めると甘く感じたりしますものね。
先日、駐車場に出て用事をしようとした際に、勝手口に停まっていた一台の車の荷台に、キャベツが積まれているのを偶然見ました。
この時期だし、もしかしてこれは!?!?
配達してきてくれていた係の方に「雪中キャベツ」ですか?と聞いたところ、「そうですよ」とお返事してくれたので、写真を撮らせてもらっちゃいました。

パチリ
しかし、大きなキャベツですねー。
もしかして、これは大出の?と聞くと、ビンゴです。
去年、スタッフつめこさんが大出に雪中キャベツを掘るのを見に出かけていました。
2017年02月13日 白馬村の雪中キャベツ
北大出というあたりで収穫しているのだそうです。
数年前までは小谷村の雪中キャベツを入れていたのですが、どうもですね、私たちが買うよりも、安曇野に卸したほうが商売として優秀のようです。
地元のものですし、入れたかったのですが、それが叶わなくなりました。
が、同じころに白馬村内でやってるよという情報が入り、こうして入れさせていただくことになりました。

キャベツです。
でもですね、このキャベツ、すごいんですから。
白馬の大地で、白馬の光と水で育ったキャベツです。
昨年の8月16日に植えたようで、それから育っていって、そのまま雪に埋もれているんですって。
12月の中旬位なんでしょうか、いつから雪の下にあるかは知りませんが、なんだかんだ1.5ケ月くらい経っているように思います。
雪の中のキャベツが、凍らないようにと、葉の中に糖分を蓄え、その結果甘くなるという、野菜がもともと持っていた力を利用した、雪国の野菜です。
甘いのと、需要もあるそうで、普通のキャベツよりもだいぶ値も張りますが、甘くっておいしいので、続けています。
キャベツの外側は少しだけ焼けたようになっています。
ただ、この雪中キャベツは真ん中に行くほど甘いんですって。
ホテルでもかれこれ5年以上前からバイキングに登場している雪中野菜。
キャベツはもちろん、ニンジンも出たことがあります。
それをメインに旅行に行くかと言われたら即答はできませんが、この時期にこちらに来ることがあるならば、食べる機会を持ちたい食材です。
炒めて良し、蒸してなお良し。
昔は天ぷらでも雪中キャベツが出たことがありました。
話はちがいますが、今週末は白馬ジャンプ競技場周辺でノルディック複合のワールドカップが開催されます。
今日はホテルでその記者会見が行われました。

ワールドカップ後に韓国に舞台を移して行われる冬季オリンピックの金メダル候補と言われている渡部選手や日本代表の面々
スタッフ交えて一枚w

選手たちも雪中キャベツ食べてるかもしれませんね?
キャベツはもちろん自然のものです。いつまであるのかわかりません。
ただ、ちょうど旬を迎えている雪中キャベツ、ホテルのバイキングで甘さを感じるチャンスがありますよ。
とみしん
キャベツもとても美味しいですけど、ニンジンの天ぷらも甘くて美味しいです♪
金メダルとった選手、もしかして泊まってくださってたのかなーと思ってみたのですが、さすがに違うようですね。
おかげで、この期間はみなさまからのお問い合わせをたくさんお断りすることになってしまい、申し訳ありませんでした。
雪中ニンジンも出てきているようです!!
今はリンゴを定番にして、いくつか地元野菜が天ぷらになっていますので、ニンジン天ぷら出るか!?
今後来られた際に、料理長に「にんじーん」って言ってみてください♪♪