ここに書かれた記事などはスタッフ個人の意見や主張を含む場合があります。白馬ハイランドホテルはその内容や真偽についての一切の責任を負わないこととします。

一部の写真はクリックで拡大します

2018年08月27日

夏休み最後の山へ!!【2/3 いざ槍ヶ岳】

そう、タイトルに書いてしまいましたが、今回私が目指したのは台風迫る槍ヶ岳です。
上高地から片道22km、以前に何度か槍ヶ岳に登った際は、二泊三日というスケジュールで登ってきました。
一泊目を上高地内か槍沢に泊り、二泊目に槍ヶ岳山荘に泊まるという日程です。
私の中で最後の槍登頂は確か二十代の頃だったものですから、かれこれ何年ぶりでしょう。
昔アイドルグループのsmapのメンバーが槍ヶ岳に登ったのですが、あの頃が最後
今回年齢を重ねて、さらに一泊という行程でどうなのかな、そして台風が来ていて稜線の風が強いでしょうし、それらが不安要素としてありました。


6:10バスターミナルから歩き出し、距離の半分(11km)となる横尾に8:30頃に到着
少し休憩をして、9:00
出発です。


スタートから横尾まではアップダウンをほとんど感じさせないようなルートでしたが、横尾を過ぎてもしばらくはアップダウンの少ない木々の中の道を進みます。

槍沢へ

槍沢へ

足元でゴゼンタチバナがたくさんの実をつけていました。
しばらく歩いて槍見河原へ

看板が朽ちているので、知らずに通り過ぎてしまう方もいるのでは??

槍ヶ岳登山

槍見とはいっても、私、初めてここを歩いて槍を見たときに、あまりの遠さに気まで遠くなりそうになったことを思い出します。

青空の下、槍ヶ岳のとんがりが見えているのがわかりますか??
そう、槍見です。

槍沢へ

9:30 通過

その先も左手に槍沢(梓川源流)を見ながらごくごくわずかに登っているのでしょうか?

9:37 一の俣
9:43 二の俣

橋を通過します。


川沿いを気持ちよく歩ける場所は少しずつ少なくなっていきますので、見えているうちにマイナスイオンを深呼吸しておきましょう。

槍沢へ

進むにつれて、少しずつ登りも出てきます。
平坦だったペースがいきなり乱れます。
その勢いで息まで乱れてきます。


時計を見ながらあれこれ考えます。
地図だと横尾から槍沢ロッジまで1:40の表示
一の俣から槍沢ロッジが0:40の登り

槍沢へ

10:00に出会ったこの標識
汗を拭きながら、少しってどれくらい?
でも少しなんだ、少しなんだ

最後の石の階段を登って槍沢ロッジ到着です。
10:06

槍沢へ

槍沢へ

ここで一度荷物を肩から降ろして地図を眺めました。
時間を確認します。
槍沢ロッジから
大曲まで1:40
天狗原分岐1:00
殺生ヒュッテ2:10
槍ヶ岳山荘0:40
つまり5.5時間

槍ヶ岳登山

お昼ご飯を食べたり休憩をしたら6時間はかかるのかな。
すると、槍ヶ岳山荘への到着は16時!?

槍ヶ岳への距離は短かくなりましたが、時間としたらまだまだ半分も来ていないんですね。
槍沢ロッジから槍ヶ岳が5.9kmだとしたら、1km約1時間の計算
そうですよね、槍沢ロッジの標高は1820mですから、残り1360m登るわけです。
そう考えてちょっと弱気になりましたが、いい天気です。
行けるところまでは行ってみないと。

行ってみたけれど、引き返しましたブログでもいいや。

ここからは登りの連続が始まります。
道はしっかり整備されていますので、歩きにくいことは一切ありません。

また、この先は沢をまたぐことが所々に出てきたり、視界が開けたり
花の数は多くはありませんが、前に進むあるのみです。

槍沢へ

赤沢の支流。
まだまだ周りの山が高いです。
そして写真にも写っている真っ白な雲、流れていくのが非常に早い
台風の影響なんでしょうか??

このルートでは、この写真のように

槍沢へ

目印に文字を書いてくれています。
通過の目安にもなりますね。
10:26 赤沢通過

登りが多くなって、身体は一気にしんどくなりました
それでも気持ちから先に前へ
もう少し、もう少し
ロッジから槍沢キャンプ場、ババ平までは30〜40分と書かれていました。
その通り
10:37 ババ平に到着です。

槍沢へ

結構上ったつもりでも、ババ平で標高1990m
そして山頂までの残り距離は5km

槍ヶ岳へ

まだまだ、ここから上流を目指します。
きれいなトイレもできていてびっくりしました。


上高地を流れる梓川は、源を槍ヶ岳に発し・・・。といいます。
だからきっとこの川は梓川なんでしょうけれど、どこが区切りかわかりませんが、槍沢という呼ばれ方をするようになります。
少なくても、槍沢ロッジから上流部分は槍沢なんでしょうね。
もしくは、槍沢を流れる梓川なんでしょうか??

ババ平を過ぎた先は道がやや安定します。
登りも下りも緩やかになります。
青空と緑が心地よい。

槍ヶ岳へ

それにしても人が多くないのが気にかかります。
台風が来ているから誰も山小屋に向かわないのでしょうか?
そんな心配をしてしまうほど。


沢辺にはハンゴンソウとシシウドが花を咲かせていました。

槍ヶ岳へ

11:04
大曲通過です。

槍ヶ岳へ

今までは左手に山脈のように横尾尾根という山の壁ができていたのですが、大曲まで来ると前方に、大喰岳の稜線が見えてきます。
立山のようにも見える山、そして森林限界の線が目で確認できるほどです。

槍ヶ岳へ

ただ、私の中でここから森林限界までの登りが一番自信のない道なんです。
白馬岳登山に当てはめると、白馬大雪渓が終わって、葱平から小雪渓にかけての登り。というイメージです。
私、その区間の登りが苦手なんです。
なんでしょう、ずっと登りが続く区間なのですが、苦手なイメージを持っているだけなのか、この区間の斜度が苦手なのか、よくわかりませんが、弱音を吐きたくなるのが槍ヶ岳登山で言うと、この大曲から森林限界のあたり、グリーンバンドというあたりまでの登りなんです。

今までコースタイム通り、またはちょっとだけ早いくらいで歩いてきたのですが、ここからは急ぎたくても身体が言うことを聞いてくれません。


この先、地図には載っていませんが、途中途中にペンキで名称が書かれているところを通過していくので、写真に残していた場所だけ時間を書いていきます。

11:18 曲沢通過

11:55 中の沢通過

っと、ここでいきなり時間が空いているのですが、曲沢を過ぎた先の登りでもう無理!
と思いまして、気分転換を兼ねて少し早めのお昼ご飯にしたんです。
登山道にどっかりと腰を下ろして。
日陰が良かったのですが、日陰を探せるほどの余裕もなく、日向で沢の音を聞きながらパンをいただきました。

山に持っていくお弁当、私は毎回コンビニエンスストアにお世話になっているのですが、ちょっと贅沢しても食べてみたい、食べたらテンションが上がりそうなものを買うようにしています。
この日は白馬にはないコンビニ、ファミリーマートでバジルのラップサンドのようなものをいただきました!!

お茶も一本目が終了。二本目を開けました。
思い切って休んだこともあって、少しだけ元気も戻り、出発して中の沢を越えたわけです。

登りながら振り返ってみると

槍ヶ岳へ

なんだ、あまり登ってきていない??
先が思いやられるようにも感じつつ、雲が明らかに多くなってきていることも気になりつつ、一歩ずつ進みます。

12:01 大岩通過

12:09 天狗原分岐を通過です。

槍ヶ岳へ

大曲からコースタイムは1:00
お昼を食べてもそのくらいの時間で来れたんですね。
って、今気づきました。
登っている最中は、やっとここについた!!という気持ちと、さらにこの先で斜度がきつくなる登りのことを思ってテンションが下がるのをおさえたい気持ちがありました。

もしも台風一過になったら、帰り道に氷河公園に寄っていこうかな?
そんなことを一瞬だけ思いながら、分岐を槍ヶ岳へと入ります。

登りがきつくなるので、そんなときには花の写真でも撮りましょう。
それを言い訳に足を止め、呼吸に集中しますw


sDSC04994.jpg

ナナカマドの実がもう真っ赤になっていました。

また、秋を知らせる花、オヤマリンドウが登山道の脇に咲いています。

sDSC04995.jpg

こんな具合に気を紛らわせながら、登っては休み、登っては休み

12:17 滝見岩

12:39 水沢 水場にもなっている沢です。冷たい水が絶えず流れていますよ。
そして、水沢まで来ると、しんどい登りがあとわずかと知ります。

槍ヶ岳へ

だから水沢、嬉しい沢です。

いよいよ天気が崩れだします。
稜線にガスが出始めています。
でも、槍沢から見上げていた森林限界の線が、ほぼ目線までやってきました。

槍ヶ岳へ

12:52 横沢

ここで槍沢の登りが終了し、引き続いてグリーンバンドへと入っていきます。
それとともに、槍ヶ岳の肩までの登山のカウントダウンが始まります。
こんな風に数字が書かれていますね。

この場所からは右上に殺生ヒュッテが見えています。
槍ヶ岳山荘はもう一段上のガスの中でしょう。
一瞬でいいから晴れないものか、それを祈りつつ

12:59 残り1400m

13:04 残り1300m
13:05 ヒュッテ大槍分岐

槍ヶ岳へ

もうガスで真っ白ですね。
周りもガレ場になっています。
ルートを見落とすことはありませんが、所々に岩にペイントされている○印をしっかり確認して登っていきましょう。

振り返ると、槍沢を歩いていた際にはるか頭上にそびえていた赤沢岳のはずなのに、ほぼ同じくらいの高さに見えています。
こんなに登ったんだなと励ましつつ。

実際にここまでくると、あとわずかなので、万が一仮に引き返すとしたら天狗原分岐まででしょうね。

13:11 播隆窟
ちょうどこの岩屋のところが残り1200m地点でもあります。

槍ヶ岳山荘へ

そう、たった100m進むのに5〜7分くらいかかっています。


また、周囲が岩場になり、高山植物の姿を見かけるようになっていきます。
花の数は多いです。
平地では見られない、まさに高嶺の花

槍ヶ岳山荘へ

クロトウヒレン

槍ヶ岳山荘へ

チングルマの実

槍ヶ岳山荘へ

イワギキョウ

案外まだ咲いているんだと思いながら疲れをしばし忘れます。

13:23 残り1000m地点

13:29 残り900m

13:33 殺生ヒュッテ分岐
今回はヒュッテ側には行かず、槍ヶ岳山荘を目指しました。

13:41 残り700m

あとわずかと思いながらもペースは上がりません。
一歩ずつ確実に歩くだけ。
登るだけ。

槍ヶ岳山荘へ

ガスが周りの景色を隠してしまっていましたが、時折ガスの中からこうして姿を現すことも。
殺生ヒュッテと、その奥の山にヒュッテ大槍が見えていました。

この辺りは斜度がゆるくなります。
そして、この辺りから見上げる槍ヶ岳も素敵なのですが、一切きれいな姿を見せてくれる音はなく・・・。
それでも一瞬だけ見えた槍ヶ岳

槍ヶ岳山荘へ


とんがってるー!!
登りたい


あと数百メートルです。
行かねば。

13:49 残り600m

13:55 残り500m、背景に見えてきた槍ヶ岳

14:01 残り400m
この辺りは最後の難関です。
登りの傾斜がきついんです

槍ヶ岳山荘へ


14:13 残り200mです。
あとたったの200mですよ。
ペースは上がりませんが、もうすぐそこまで登ってきているんです。


14:15 残り150m 


14:17 登山道脇に110mと出ています。
九十九折になって進む登山道あと少し、あと少し


標高が高いだけじゃないと思います。
紅葉といいますか、草木が秋の準備をととのえていました。


槍ヶ岳山荘へ

14:22 東鎌尾根分岐

そうしてずっと山の上にあった槍ヶ岳山荘へと到着
これが目の前の最後の登り
気持ちとは裏腹、急げません

槍ヶ岳山荘へ

時計は14:30を指していました。


懐かしい山小屋、槍ヶ岳山荘

槍ヶ岳山荘へ

それだけじゃない、すぐ隣にあるであろう、槍ヶ岳
久しぶりに登りに来たよと挨拶をしてみますが、ガスで真っ白です。


槍沢から4:30かけて登ってきた槍ヶ岳の肩です。
一度お部屋に入り、様子を見ながら外に出て槍ヶ岳に登ってしまおうか


ただ、稜線まで登ってくると、思った以上に風が強く、突風に感じる風も出てきていました。


最後へ続く


長くてスミマセン
とみしん

23:44 | Comment(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
ニックネーム: [必須入力]

メールアドレス(公開されません):

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]