「塩の道ウォーク」
以前のブログに下見に行った記事を載せましたが、
その後、フロントスタッフは塩の道の歴史についてや、白馬村や隣村の小谷村の歴史が気になり、それぞれがいろんな手段を使い調べています。
今まで近くに住んでいるのに知らない事がたくさんありましたが、調べれば調べるほど奥が深く、楽しいです。
そして今回、白馬村の北に位置する場所「おかるの穴」についてをお伝えしようと思います。
もしかすると、白馬村に来られた事がある方で、マイカーで栂池自然園へ行かれた方は通った事があるかもしれません。
場所
携帯電話からの地図は
国道148号線を糸魚川方面に走り、岩岳入口と言う交差点を左折して、そのまま栂池方面に進むとその場所はあります。
まずは「おかるの穴」とは?
昔、おかるさんと言う働き者のお嫁さんが、切久保(岩岳スキー場付近)集落に住んでいたそうなのですが、お姑さんとの仲があまり良くなかったそうで、ある日おかるさん(嫁)はお姑さんを脅してやろう!と、やはり切久保にある諏訪神社にあった7つのお面の一つを拝借して、ある夜、その面をかぶりお姑さんを脅したんですって。
お姑さんはとても驚き気絶してしまったのだとか。おかるさん(嫁)はシメシメと思い、そのお面を切久保諏訪神社に返しに出かけ、面を顔から外そうと思ったら、顔から面が取れなかったそうです。
おかるさん(嫁)はこんな顔じゃ嫌だと、現在ある「おかるの穴」に逃げたんですって。
と言う伝説が残る場所へ、ホテルスタッフのスーさんと、ゆきみんが行ってきました。
「おかるの穴」は栂池が源の楠川沿いにあります。
道路からは見えず、↓

橋の真下にあたる部分にその穴はあり、川の横にある木の階段を降りるのですが、途中で終わっていて下まで降りる事は出来なかったそう。
その階段の途中から撮った「おかるの穴」↓

実は、「おかるの穴」はどんな大雨でもこの穴以上には水かさが増える事はないのだとか・・・。
不思議な話はまだ続きは現代にも引き継がれていて、なぜか楠川上流でおきた遭難事故のほとんどは「おかるの穴」付近で見つかるのだとか・・・。
他に調べたスタッフが言うには、「おかるの穴」は戸隠に通じていると言う伝説も聞きました。
「おかるの穴」伝説には、全国に似たような事例がいくつもあるそうで、有名な話だと東尋坊の「嫁脅しの肉付き面」があるそうですね。昔から嫁と姑は仲が悪いのでしょうか?
今後、塩の道の歴史・白馬村の歴史で詳しく調べた事がありましたらまたブログに書こうと思います。
興味がありましたら是非見てくださいね。
のん
当時の切久保集落の大人達が作った創作ですよ。
ちなみに楠川中流に中電が入るまでは、
おかるの穴は毎年春や大雨の時は水没する事がありました。
ただ私の同級生は楠川で身投げし、
このおかる穴付近で発見された事があります。