昨日のブログの続きです。
昨日のブログでは
「安曇野・大北地域に佇むSL(蒸気機関車)の4機のうち3機はC56」
と言いましたが、ここで紹介するのは
「SL(蒸気機関車)と言えばこの形式だよね!」
と言える形式。
「デゴイチ」ことD51型です。
D51は主に貨物輸送に使われ、太平洋戦争中に量産されたために
日本の機関車1形式の生産両数でも最大を記録しました。
今現在もこの記録は破られていないようです。
では早速、安曇野に佇むD51型を紹介。
JR大糸線、細野駅から2km程、
サンクラブ安曇野というスイミングクラブ付近にあるのが
「D51 483号機」です。

場所はこちら
https://goo.gl/maps/HXHT3MWe8wk66vJ57
こちらのD51は現役時代、長野には縁はありませんでしたが
「デフ(除煙板)」「キャブ(運転室)」に特徴がある機体です。
デフ(除煙板)は雪の多い北海道で
雪の詰まりをできる限り抑えようと切り詰められた
「北海道型切り詰めデフ」

運転席は乗員の寒さ対策のために
できる限り運転席を囲む形式「密閉キャブ」になっています。

D51型の面白さは
多くの数が生産されたから初期型からの決定的な違いがあったり
配属された地域に応じたカスタマイズが行われて
同一形式にもかかわらず色々な仕様が出現し
それが今の保存機にも色々な違いがみられることです。
長野県内にはまだ多くのD51型が保存されていますが
いつかその違いを見ていただきたいですね。
諏訪湖に佇む二つのD51型の形態は
特に注目できるのですがまた何時か語りたいものです。
では最後に語る安曇野・大北地域に佇むSL(蒸気機関車)
C56 124号機です。

場所はこちら
https://goo.gl/maps/FnKcy7MCHp8VqJTP7
実は先ほど紹介したD51 483号機もそうですが
このC56 124号機も少しだけ場所が移動されています。
色々な理由で(保存不適、移動困難など)
SL(蒸気機関車)の保存車も消えていきます。
移動するだけでも大変なので
大変な中でSL(蒸気機関車)を守ってくれる事
その事には本当に頭が下がります。
さてここでのC56型は昨日紹介したものと違い
スノープロウ(排雪機)のない姿が特徴的ですね。

そして神戸生まれなところも・・・

安曇野・大北地域に佇むSL(蒸気機関車)
4機は以上になります。
すぐ近くで見るとその迫力に圧倒されますが
やはり今は終わってしまったもの・・・
しかしそのすぐ近くで新しいものも生まれているのです。
「C56 124号機」が保存されているすぐ近くの
「長野県水産試験場」で「信州サーモン」は生まれました。
https://www.pref.nagano.lg.jp/suisan/jisseki/salmon/salmon.html
「終わりの世界」と「始まりの世界」の同居
なんとも興味深いですね。
ホテルでも提供している「信州サーモン」
「生まれた場所」に「終わったもの」がひっそりと
佇んでいる事に思いを寄せて頂ければと思います。
ゆうすけ
本日の一品
アップルクランブルです。
イギリスで定番のお菓子です。
アップルパイの生地の代わりに、バターの香りたっぷりのクランブル生地を信州りんごの上にたっぷりかけて焼きました。
ソフトクリームと一緒に食べるのがおすすめです。

By 美香